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離婚裁判を経験した人の話

学生時代に壮大な恋愛をした後できちゃった結婚をした友人がいます。彼は今、離婚裁判を経験してかなり憔悴していました。20何年も連れ添った妻と子供と別れねばならず、それでも法律的なことはきちんとしておかないと後で困ると、すべてに決着をつけた結果の姿です。彼が離婚裁判に至ったのは、長年にわたる妻との仲の悪さでした。最初は恋愛結婚したくらいですから相当良かったはずですが、お風呂の使い方が悪いとか育児に協力してくれなかったとか、ことあるごとに妻と衝突し、その結果彼は浮気してしまったのが決定的でした。一方的につるしあげられるかと思われた裁判も、妻のほうが多くの愛人を抱えていたこともあり、裁判官も考慮してくれてある程度公平な離婚裁判になったと彼自身が飲み屋で語ってくれました。もう当分結婚はいいやと言う彼の背中はとても寂しそうでしたが、彼としても精いっぱいやった結果なのでこちらはなんともいえず、黙ってお酒を酌み交わしました。

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